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花の仲卸業者の存在価値 (初期)
地域限定(関東編)
花の仕入れを花業者自身が自力で行なうには、中央・地方を問わず花市場との直接取引契約が必要だ。当該市場の近隣花業者ならば、一定の条件を満す手続きさえすれば自力取引が可能だが、遠距離の業者は距離・時間・取引条件など、また近隣の業者であっても様々な事情で行けない場合もある。このような場合に花業者は当該市場に店(買参権)をもつ仲卸を利用する。つまり仕入れ代行的要素の強い取引である。これが仲卸業務の存在価値が生まれた初期である。
取引数量は現在と違って当該市場の販売ロットと同じで、マージンは仲卸の裁量で決められた。仲卸に買い過ぎのリスクはない。すべて引き取ることを条件に代行業務を請け負った。そのため荷物を右から左へと横流しする業務だったのだから仲卸を転送業者やブローカーと呼ぶ事もあり、あまりいい印象はなかった。この取引が仲卸にとって一番安全に利益を確保できる取引であることに今も変わりない。
ところで、「仲卸」という商標だが、これは各都道府県内の中央卸売市場内で営業を行なえる認可を受けたものだけに与えられた呼び方である。これ以外の問屋(仲卸業務をするもの。)は一般買参人と同じ扱いである。まあ、これも市場法の中で意味するもので参考まで。
それから、買参権を持たない花業者を「買受人」と呼ぶ。
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Sunichi Higuchi