花の仲卸の存在価値-3
花の仲卸の存在価値-3
こうやって東京に仲卸という業種が正式に誕生する。とはいっても中央卸売市場開場よりも以前から旧地方卸売市場では同業務を行なっていた業者にとっては実感として事業所を移転したという感じだろう。
業務内容については、開場前と開場後で大きく変わったものは、やはり販売単位だろう。今では、どこの仲卸も当たり前のように最小単位の小分け(10本)で店頭卸販売を行なっているが、設立以前では小分けする業者は極僅かで、ケース単位という販売が主流であったのだから、顧客獲得のチャンスと引き換えに手間のコストと売り残しというリスクを仲卸各社は背負うようになる。
そのリスクを回避する為に、仲卸業者はセリ前取引を活発化させる。つまり、営業前の受注に力を注ぐようになる。これは仲卸の宿命で薄利が基本の営業利益だから当然の施策である。内容はこうだ。第一波で営業日前に受注確定をする。第二波は受注確定の残品を店頭に並べる。どうしても第一波での受注で顧客の希望通りに品揃えすると残品が発生する。その残品を残さず第二波、第三波という販売システムで当日完売を目指さなければならない。
鮮度と相場感が基本の仲卸業務で残品を処理できないでは利益確定のサインは出ない。(完売に至る販売方法は後日に。)こういった日々の戦いが仲卸の仕事といって過言ではない。もちろん、仲卸の仕事の問題点はこれだけではない。営業活動、良品の確保、資金調達、代金回収、スタッフ確保、地方発送業務、配達業務、情報収集など改革改善する部分は多岐にわたる。
まあ、仲卸の業務内容の詳細は追々書いていきますね。
花大好きどっとこむ運営責任者 Shunichi Higuchi