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花の仕入れに費やす時間の無駄 1
花の仕入れに費やす時間の無駄 1
現在のような高速インターネットが普及していない時代のことですが、仕入れ時間の短縮を如何にすれば実現できるかという事ばかりを考えていた時期がありました。その目的は仕入れ時間の短縮で得た時間を有効に使うことによって機会ロスが削減できるサービスをお得意さんへ提供したいというものでした。もちろん、花の質(価格や鮮度、そしてグレードなど)を落とさない事も条件に含まれます。
そういった意味で、お得意さんであるお花屋さんが花市場へ来なくても花材調達が満足にできる環境が必要です。一方で、これと同時に私自身の仕入れにかかるセリ場での拘束時間から解放されないものかということばかり考えていました。セリで買うという博徒的な環境が嫌だったわけではありません。どちらかといえばプロとプロとのぶつかり合うセリ場という環境は好んだ方でした。しかし、一方で「あ~ぁ、この無駄な時間はどうにかならないものか。」という葛藤も常に付きまとっていました。
お客さんの注文を仕入れなければ為らないというセリ場のプレッシャーよりもセリ場に立ち会わなければならないという退屈な時間の方が私にとっては最大の苦痛でした。繁忙期など、ひどい時にはセリ開始から終了まで延々と五時間近くもセリ場に束縛されるという、なんとも非効率で原始的な時間の使い方を強いられていました。そのお陰で、同じお客様へ配達を二便に分けて配達するという非効率なことも度々でした。
Shunichi Higuchi
花の仕事情報